不動産の仕事をしていると、毎日のように「人生の節目」に立ち会います。
家を買うとき、売るとき、住み替えるとき。
幸せな時もあれば、そうでない時も。。。
どれも大きな決断だからこそ、表ではあまり言わないことや、現場でいつも考えていることがあります。
今日はほんの少しだけ、正直な話を書いてみようと思います。

■ 不動産屋が口に出さない本音
・売れない理由の多くは、実は価格です。
ただ、それが一番言いづらいのも事実です。
・長年住んだ家のこだわりや思い入れが、
そのまま市場評価になるとは限らないのも難しいところです。
・「いい物件がない」と言われることもありますが、
実際には理想と現実の間に少し 「ズレ」 があることも少なくありません。
・今が買い時かどうかは、後から振り返って初めて正解が分かります。
だからこそ、その時点で納得できる判断を積み重ねていくしかありません。
・価格や条件だけではなく、「この人たちとなら安心して進められるか」
で決まることも多いと感じています。

■ 不動産屋が嬉しい瞬間
契約が終わった瞬間よりも、嬉しい瞬間は少し後にやってきます。
・買主様から引渡し後に「住み心地いいです」と連絡をいただいたとき。
・売主様から「思ったより良い形で売れました」と言っていただけたとき。
・無理に進めなかったお客様が、数ヶ月後にまた相談に来てくださることもあります。
・売主様と買主様が、引渡しの場で自然に会話をしているのを見ると、
この取引はちゃんとつながったのだと感じます。
・お取り引き後に「nookさんを知り合いに紹介してもいいですか」と連絡をいただけたときは、
この仕事を続けていてよかったと思える瞬間です。

■ 不動産屋が一番避けたい瞬間(だから事前に細かく説明しています)
・引渡し後に「こんなはずじゃなかった」と思われてしまうことです。
・設備のこと、境界のこと、周辺環境のこと。
小さな認識のズレが、後から大きな不満になります。
・売主様と買主様の理解が最後に食い違ったり、
説明不足が原因で不安を残してしまうことも、できるだけ避けたいと思っています。
だから、不動産の話はどうしても説明が多くなります。
(話がくどくなってしまうこともあり、反省しています。)
少し慎重に見えるかもしれませんが、後悔を減らすための準備でもあります。

■ それでも、この仕事を続けている理由
不動産の仕事は、決して簡単ではありません。
金額が大きく、感情も大きく動く仕事です。
それでも続けている理由は、とてもシンプルです。
引渡しの日に、売主様がほっとした表情をされること。
新しい家に入った買主様が、「ここで暮らしていくんだな」と実感されていること。
その瞬間に、「この取引には意味があった」と感じられるからです。
不動産は土地や建物を動かす仕事ですが、本当は人の生活や時間をつないでいく仕事なのかもしれません。
だからこそ、急がせすぎず、隠さず、できるだけ正直に。
数年後に「お願いしてよかった」と思っていただけることを目標に、これからも仕事を続けていきたいと思っています。
ではまた。

















