nook便り2026.02.07

不動産屋が口に出さない本音と、それでもこの仕事を続けている理由

不動産の仕事をしていると、毎日のように「人生の節目」に立ち会います。
家を買うとき、売るとき、住み替えるとき。

幸せな時もあれば、そうでない時も。。。

どれも大きな決断だからこそ、表ではあまり言わないことや、現場でいつも考えていることがあります。
今日はほんの少しだけ、正直な話を書いてみようと思います。

 

■ 不動産屋が口に出さない本音

 

・売れない理由の多くは、実は価格です。
ただ、それが一番言いづらいのも事実です。

 

・長年住んだ家のこだわりや思い入れが、

そのまま市場評価になるとは限らないのも難しいところです。

 

・「いい物件がない」と言われることもありますが、

実際には理想と現実の間に少し 「ズレ」 があることも少なくありません。

 

・今が買い時かどうかは、後から振り返って初めて正解が分かります。
だからこそ、その時点で納得できる判断を積み重ねていくしかありません。

 

・価格や条件だけではなく、「この人たちとなら安心して進められるか」

で決まることも多いと感じています。

 

■ 不動産屋が嬉しい瞬間

契約が終わった瞬間よりも、嬉しい瞬間は少し後にやってきます。

 

・買主様から引渡し後に「住み心地いいです」と連絡をいただいたとき。

 

・売主様から「思ったより良い形で売れました」と言っていただけたとき。

 

・無理に進めなかったお客様が、数ヶ月後にまた相談に来てくださることもあります。

 

・売主様と買主様が、引渡しの場で自然に会話をしているのを見ると、

この取引はちゃんとつながったのだと感じます。

 

・お取り引き後に「nookさんを知り合いに紹介してもいいですか」と連絡をいただけたときは、

この仕事を続けていてよかったと思える瞬間です。

 

■ 不動産屋が一番避けたい瞬間(だから事前に細かく説明しています)

 

・引渡し後に「こんなはずじゃなかった」と思われてしまうことです。

 

・設備のこと、境界のこと、周辺環境のこと。
小さな認識のズレが、後から大きな不満になります。

 

・売主様と買主様の理解が最後に食い違ったり、

説明不足が原因で不安を残してしまうことも、できるだけ避けたいと思っています。

 

だから、不動産の話はどうしても説明が多くなります。
(話がくどくなってしまうこともあり、反省しています。)

少し慎重に見えるかもしれませんが、後悔を減らすための準備でもあります。

 

■ それでも、この仕事を続けている理由

 

不動産の仕事は、決して簡単ではありません。
金額が大きく、感情も大きく動く仕事です。

それでも続けている理由は、とてもシンプルです。

引渡しの日に、売主様がほっとした表情をされること。
新しい家に入った買主様が、「ここで暮らしていくんだな」と実感されていること。

その瞬間に、「この取引には意味があった」と感じられるからです。

不動産は土地や建物を動かす仕事ですが、本当は人の生活や時間をつないでいく仕事なのかもしれません。

だからこそ、急がせすぎず、隠さず、できるだけ正直に。
数年後に「お願いしてよかった」と思っていただけることを目標に、これからも仕事を続けていきたいと思っています。

 

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